道路修繕・改良工事の現場 Location
「この道路、お母さんが造ったんだよ」って 子どもたちに自慢できる仕事に 誇りをもっています。

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施工管理

梁瀬 優理香

工事部
2007年入社

当社の女性施工管理技士、第1号です。

父が大工さんで、子どもの頃から大工さんになりたいと思っていました。工作をしたり、重機のプラモデルで遊んだり、男の子の遊びが好きな子どもでした。友だちも男の子が多かったのですが、就職後に土木工事の現場に男性が多くても気にならなかったのはそういう環境で育ってきたからかもしれません。もともと「建設業界に行きたい」と思って土木技術を学べる高校を選びましたし、この業界に入ることは自分にとってはごく自然なことでした。学校に求人票がきていたなかから先生に「柿﨑工務所がいいよ」と勧められ、当社に入社しました。配属は希望通り、工事部。5年目で2級土木施工管理技士の資格を取得し、10年目に1級を取りました。ちなみに女性の施工管理技士は当社で第1号です。

道路修繕・改良工事の現場

気心の知れたメンバーで現場を動かしています。

ひと口に土木工事といってもいろいろな種類があります。たとえば道路の舗装工事、高速道路の盛土工事、橋をかけるときの橋台工事、水路などに用いられるボックスカルバートの設置工事、河川における河道掘削工事、土砂の撤去作業などですね。私はこうした工事現場で先輩の現場代理人について、仕事を覚えてきました。最初の頃は女性だから周りが気を遣ってくれた部分はあると思いますが、すごく優しくしてもらいました。お父さん世代の先輩が多かったからでしょうかね(笑)。今は普通に溶け込んでいます。当社は現場の作業員さんも柿﨑の社員なので、現場のメンバーみんなの気心が知れているということも大きいと思います。

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「引き出し」を多くもった現場代理人を目指します。

土木工事は何もないところからすごく巨大なものが出来上がっていきます。その過程では大変なことも少なくありませんが、だからこそ完成検査を終えたときは大きな達成感がありますね。私は子どもが二人いますが、休日に車に乗っていて担当した道路を通るときなど「ここからここまでお母さんが造ったんだよ」って言えることが嬉しいし、子どもたちも「へえ、すごいね」って感心してくれます。この仕事にやりがいと誇りをもっています。周りにお手本になる先輩も多く、まだまだ私も上を目指したい。お手本、というのはたとえば「引き出し」の多さですね。現場での対応の答えを2つ3つもっている。そして目の前のことだけではなく2歩、3歩先を見て対応を選択できる。だから工程管理にも間違いがない。そんな仕事ができる現場代理人を目指したいです。

道路修繕・改良工事の現場

女性の技術職がもっと増えてほしいですね。

工事部には今、女性の技術職が6人います。私が現場代理人になった後、新卒や中途採用で女性の技術職志望が増えています。会社も後押ししていますが、嬉しいことです。技術職の女子会を定期的に開いているのですが、現場での技術的なことをはじめ、作業員さんとのコミュニケーションや出産後の仕事復帰などいろいろなことを話すいい機会になっています。国交省が建設業界における「女性定着」を促進しているように、現場の環境は変わってきています。トイレや更衣室などはもちろん整えられていますし、力仕事は作業員さんやオペレーターさんたちがやるので「女性だから」という垣根は低いと思います。また現場代理人としての仕事内容は日々変わっていく面白さがあります。興味がある方にぜひチャレンジしてもらい、当社に女性の技術職がもっともっと増えてほしいと思います。

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